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「統合医療」について考えてみます

更新日:2019年10月3日

エムリフレです。

今日はちと固い話っす(*^^*)


皆様は「統合医療」という言葉を聞いたことはありますか?

本日はこの「統合医療」について少し考えていきたいと思います。


この「統合医療」というのは「科学的な近代西洋医学に加え、安全性と有効性について質の高いエビデンス (臨床結果などの科学的根拠や証拠)が得られている相補(補完)・代替療法とを組み合わせて行う患者によりそった医療」とされています。


代替療法というのは、平たく言えば、ヨガ、カイロプラクティック、整骨療法、鍼灸、気功、つぼ療法など、いわゆる「民間療法」とも言われているものです。科学的なエビデンスに乏しいものもありますが、伝統療法として社会に貢献したり、それぞれの文化に根付いた理論・信心・経験に基づく知見、技術及び実践の総和であり、今でも未病状態の健康維持のため広く普及しているものもあります。


ただ、過去に代替療法、民間療法を行う者の中には、科学的な論拠で治療にあたる西洋医学を、患者の心情面やQOL(生活の質)の観点から否定的に捉える考え方を持つ者もおりました(一部抗癌剤治療やステロイド剤治療についてなど)。


また、近代西洋医学の考え方の中にも、科学医療に対する「敵対行為」いや、むしろ患者の弱みを食い物にする「詐欺行為」として代替療法を見る向きもありました(心霊治療の類や一部のマッサージ療法など色々な事例があります)。


ですが私は、このようなお互いを固定概念で否定しあう状況は、まったくもって良くないと思っております。


そもそも、科学的な論拠で執り行われる近代西洋医学は、人々の健康を考える上で医療の主となるものです。

あくまでその前提の上で、補完的に伝統療法の有用性を検証し(エビデンスを得る)、人々のQOL向上のため有用に機能させることは大事だと思っております。


今後、ますます高齢化社会に向かう我が国にとって、この「統合医療」を真剣に考えることは不可避です。健康を維持し、大病になる未病の状態で身体をケアする事は、国の保険財政を守るためにも重要と考えております。


厚生労働省では、こうした統合医療の理解を深めてもらうために、「統合医療」情報発信サイト(eJIM)で、代替療法のエビデンスを公開しております。

https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/index.html


こちらのサイトでは「足つぼ療法」についての論文もいくつか紹介されております。


(ふぃ……今回は難しい用語が多くて疲れましたね。。。)

また別の機会で、厚生労働省「統合医療」情報発信サイトにある「足つぼ療法」のエビデンスなどを紹介していきます!!


 



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